東京コンプレックスからの脱却
最近は、地方都市のコンペ案件では、東京の会社と競合になるケースが増えています。
「東京の会社とコンペみたいです。」
さて、この「東京の会社」とは、どういう意味でしょうか?
「それが何か問題ですか?」という感覚なのですが、
「何か?って、東京ですよ。東京。」
地方に所在する会社にとって、東京は脅威です。最新の情報、ノウハウ、洗練された感性、etcを持ち合わせ、競合多数中で揉まれ、レベルが高いと勝手に思い込んでしまいがちです。
しかし、逆に言えば、そんな脅威と思っているような会社と比べられる価値が自社にあるとも言えるのです。
そうです。
地方の会社には、「比べるに値する価値、良いところがある」ということです。
東京にはいろいろな会社があります。
いろいろというのは、いろいろな規模・特長という意味です。
その特長には、デザイン性に優れている、ある特定の用途の実績が多い、競合社長の出身が地元である、デザインが建て主の好みに合っているなど、単なる東京の会社では無いのです。
何を比べられようとしているのか?冷静に考えられないのは、漠然とした東京に対するコンプレックスがあるからです。
この東京コンプレックスから抜け出し、何を比べられているのか?相手の会社の特長は何なのか?確認していく必要があるのです。
何を比べられているのかが分かれば、何を提案しなければいけないかが見えてきます。それと同時に自社に求められていることも見えてきます。
そのためにも、まず、東京コンプレックスを解消する方法としては、
頻繁に上京する、
東京に支店を構える、
東京に住まうなどいくつかあります。
あなたの事務所では何ができるでしょうか?
※上手に東京を味方に付けていただきたいと思います。
ちなみに弊社は、東京にあります(笑)